宮古上布着尺・琉球夏九寸名古屋帯
宮古上布は、沖縄県宮古島にて織られている麻織物で
上布の中では最高級品の織物です。
日本の三大上布の一つで、1978年に国の重要無形文化財に指定されております。
イラクサ科の多年草である「苧麻」(ちょま)を使用し琉球藍で染められ、
織り上がり後「砧打ち」(きぬたうち)で叩く事で
ロウの様な光沢のある滑らかな布に仕上ります。
帯は、琉球紅型染めと南風原花織(ロートン織)を併用した
珍しいコラボレーション作品です。
紅型の華やかな色調と、ロートンの「浮かし織」技術を生かした
とても贅沢な逸品です。